過去となる
彼(ダジャレおじさん)が
時をかける少女 [DVD]
の未来人ように去っても
残された人達は日々の業務をこなさなくてはいけない。
「D先生いないんですか?」と受験を終えた生徒が聞く。
「今ね、放浪の旅に出てるの」
「え?辞めたんですか? 相談したいのに」と半泣き。
「今、いないのよ。ごめんね」
ktsuodoriは暗黙の了解で
『辞めた』とは言ってはいけないと
察したので、こう答えるしかない。
しかし、そのうち彼らも新しい大学での生活が忙しくなり、
D先生なんて忘れてしまうだろう。
誰かが言ったダジャレを聞いて思い出すかもしれないし、
自分の子供を塾に入れる時思い出すかもしれない。
ktsuodoriは誰かに思い出されているだろうか?
つけていた香水の匂いで思い出すなんて素敵だけど
香水は付けない主義だしなぁ。
そういえば、高校生の頃何を間違えたか
芳香剤の濃縮液(金木犀)を制服にかけて行ったことがある。
きっとまわり中、トイレにいる気分になったろう。
そう、トイレで金木犀の芳香剤だったら
ktsuodoriを思い出しているかな…。
いやだな…。