受験ビジネス

早いもので塾の受付嬢?になってから1か月以上過ぎた。
受付といってもやることは
事務(電話を受ける,金庫管理,ファイリング,PC入力)もあり,
はたまた,授業料滞納者に督促電話もかけ
(これはPCソフトのオペレーター経験で感情を入れず淡々と話せる)
時には来校者に営業もする(より多くの講習を取れ)…のだ!

ずっとこつこつと納期までにモノを仕上げてなんぼの世界で
小銭を稼いで来たのでキビキビと動けない。

だいたい時給850円でこの内容は求め過ぎ!


きびしい会社はどこも人件費を削るつけが回って来てるよ。
一人の人間が1時間にできる仕事量は限られてるよ。
まだ仕事の全体と流れも把握できてないんだぞ。
日航(JAL)も,JR西日本もヒューマンエラーでしょうが。
あまりにもやることが多いのでちゃぶ台返しをしそうになった。


でも高校生と言ってもしょせん子供。
塾生の高3の男の子
(ズボンを下げ股が膝くらいになってるダラしない感じ)が
友達を紹介して来た。
無料の体験授業を受けたいらしい。

塾生の男の子と同じ授業を受けたいらしいので
彼の受講科目を見たら,世界史,化学,物理も取ってる。

国立受けるんじゃないの!

「結構やる気だね,あのこ」とお友達に言ってみた。


「そうですね…あいつ。全然,そんな様子ないから…」
 かなり顔面蒼白になっている。


馬鹿だなぁ,勉強していてもしてないふりしてるのだよ。

「じゃぁ,体験授業の後夏期講習も考えてね。
 今頑張らないでいつ頑張るのよ!」

「そうっすよね」

最後の一言が効いたらしい。

夏休みから受験勉強しても間に合うのかな?
家人Tに聞いたら,偏差値10位は上げられるらしい。

まんざらはったりかましたわけではなかったよ。
それで希望校入れたらOK!

お母さんのパート代ではまかなえ無い講習料だけどね。

教育とビジネス,割り切れない何かがあります。