アスファルト・ジャングル
土曜日の昼下がりにジムでマーシャルアーツをやるのが恒例になる。
そこには定年後のオジサマとオバサマが多い。
オバサマの中には服装から体型までそっくりな二人連れがいる。
一緒の車で来ているようだが、まるで女子中学生のようだ。
お友達と髪型も服装も同じスタイル、トイレも一緒、趣味も同じ。
女ってずっとこうなのだろうか?
お一人さまの多いktsuodoriには理解できません。
凄い汗をかきながら、
でもこの後アイス食べるから同じなんだよなぁと思う。
「食べなきゃ痩せるんだよ」
1日3食になったのは明治から?
そんなに栄養とらなくても死なないんだよ。
ktsuodoriの場合は甘い物の誘惑だけ。
そういえばチョッと前に玉袋筋太郎(この名前セクハラ)が
すっきり痩せてテレビに出ていた。
「どうやって痩せたんですか?」と司会者。
「ライオンダイエットです」
「…?」
「自分をライオンだと思えばいいんです。
ライオンは自分で餌を採らないと食べられないんです。
だから何キロも先のコンビニへ歩いて猟りに行く訳です。
それから、ライオンは1日1食も食べらればいいほうでしょ」
なるほど!其の時は激しく同意したが、実践は難しい。
そういえば、塾で老眼が進んで来た先生が
「見えないんだよね」
「メガネかければいいじゃないですか。
この間かけていた時お似合いでしたよ」とktsuodori。
「メガネってフレームが視野を狭くするから嫌なんだよ」
「そんな、サバンナにいるわけじゃなし」
と答えたが、そうだよね、ktsuodoriが間違っていた。
今や文字とおりの都会のジャングル
(マンションのエレベーター内で刺されたり、プラットホームで突き飛ばされたり
痴漢という冤罪を負わされたり)では視野を広く常に警戒が必要だ。
日々まわりの敵から襲われないように警戒し
遠方まで歩いて買い物に行けば太らないだろう。
それにライオンはアイスを食べないし。